1年位前の話です。
地元企業様と特許や商標・・・
さらに、ノウハウ含めた知的財産のご相談での出来事です。
その企業様、
オリジナリティーの高い商品をお持ちなのですが、
販売力が弱く・・・
なかなか、売り上げにつながらない。
販路を拡大すべく企業連携してもよいのですが、
ノウハウを抜かれやしないか?
そして、取引ルートから自社が外されないか?
悩ましい相談です。
そんな中。
販売協力してくれそうなパートナー企業がいくつか現れ、
業務提携の契約書(案)が送られ・・・
文面を見ると
これまでの経緯にそぐわない文言がいくつかあり・・・
違和感
変な契約書?
というより、怪しい契約書でしょうか?
確定的なことは言えないものの
ノウハウを抜き取りに来ているの可能性も十分考えられ・・・
念には念を!ということで、以下をアドバイスしました。
アドバイス内容(骨子)
1 相手方の真意を探るための方策
2 相手の真意ごとに次の行動を場合分け。
3 その企業のメリットが最大化できるような提携への落とし込み
そのお客様、相談前の時点では、
契約書にサインすればOK!
と思っていたようですが、
場合によっては、危ないところでした。
それは
1 どの企業と組むか?
2 どの条件(時期、範囲等)の中で組むか?
3 相手方の真意は何か?
になります。
アライアンス先の真意は、
提示された契約書から読み取れることもよくあるので
注意して読むことが大切と思います。
相手方から近寄ってくる企業
この真意は何か?
これを探らないままに話に乗ってしまうと、
知らない間に不平等な契約を結ばれ、利用されてしまいます。
相手方から業務提携の契約書(案)が送られた場合には、内容を良く読み、分からないところは専門家に確認したほうが良いと思います。
何かのご参考になれば幸いです。
かめやま特許商標事務所
弁理士 亀山 夏樹