弊社でよく受ける相談のひとつに、商品のネーミングやロゴマークに関するものがあります。ここでは、ロゴマークについてご紹介します。
なじみのあるロゴマーク
日本でおなじみのロゴマークとして、家紋があります。
家紋は平安時代の公家が所有印として牛舎に刻んだのが始まりと言われています。その後武士が台頭した時代を経る中で様々な家紋が生まれました。当時は家紋により、出身や仕えている武将を特定していたそうです。
例えば、千葉県柏市近隣で有名な武将と言えば平将門ですが、九曜紋や繋ぎ馬紋は将門の家系の出自であることを示すシンボルマークです。現在ではロゴマークという形で個人・法人を問わず幅広く使用されています。
ロゴマークの重要性
ロゴマークは基本的にデザインやレイアウトなどを自由に定めることができます。
千葉県や、千葉県内の市町村(例えば、柏市、千葉市、松戸市や船橋市)のホームページや広報誌で目にする市章もロゴマークの1つです。柏市や千葉市等の市章に施されたロゴマークのデザインは、柏市や千葉市等の個性を表すものです。このように、柏市や千葉市等の各市が市章のデザインに工夫を凝らしているのは、ロゴマークを通して市の個性を表そうとする姿勢の表れともいえます。すなわち、各市の市章が、このように様々な工夫やデザインが施されていることからも、ロゴマークが柏市や千葉市等にとって重要なものであることがわかると思います。
ロゴマークはその団体や集団の顔であり、アイデンティティともなる大切な財産です。
守るべき財産
発明やデザインなど様々な知的財産がありますが、ロゴマークはその中でも特に重要な財産です。特に、ブランディングやマーケティング上の戦略となってくる他社との差別化においても、重要な役割を果たします。つまり、ロゴマークの選定にはそれだけ時間と手間をかけて決めるべきものです。
他社ロゴマークの商標権侵害の回避するだけでなく、他社ロゴマークとの差別化を図るためにも、事前のロゴマークの商標調査は、企業様の財産を守るために必要な過程と言えるのではないでしょうか。
解説:ロゴマーク作成の留意事項
「ロゴマーク作成を業者に依頼しようと思っていますが、注意することはありますか?」